オリゴ糖は水溶性ですが、二糖類である蔗糖、乳糖、麦芽糖などを除くと一般に消化されにくく、甘味も蔗糖の20〜30%と低くなっていて、そのようなオリゴ糖を特に「難消化性オリゴ糖」と呼んでいます。難消化性オリゴ糖はヒトの消化管から分泌される酵素ではほとんどあるいは全く消化できないため、結果として大腸まで届きます。
大腸まで届いた難消化性オリゴ糖は、腸内有用菌であるビフィズス菌の栄養源となってこれを増殖させます。ウエルシュ菌などの有害菌はオリゴ糖を栄養源として利用できないため増殖できません。したがって、腸内細菌の中でビフィズス菌が優勢となり、おなか調子を整えるのです。
「おなかの調子を整える」「おなかにやさしい」オリゴ糖とは、この難消化性オリゴ糖のことです。

ホームページへ