炭酸泉の効能・・・お医者さんのお言葉より
(なぜ炭酸泉が治療に使われるのか)

   05 高濃度炭酸器 炭酸鉱 YS-0250
  A-56-09  03 ●炭酸泉の治療、炭酸泉風呂を自宅で作ろう
   07●炭酸泉体験 炭酸泉てすごいんだ 自宅で入浴体験していただけます  レンタルにて体験できます
   
1. 様々な病気に効能があるとの噂から炭酸泉への注目が高まり、人工の炭酸泉装置が開発されると、医療機関や介護施設などへの導入が進んだ。

では、そもそもなぜ炭酸泉が良いのだろうか。その秘密は細かい気泡に含まれている高濃度の炭酸ガスにある。炭酸ガスは、皮膚から入り込むことのできる数少ない物質だといわれている。この炭酸泉に入ることで、皮膚の表面についた炭酸ガスが体内に吸収され、毛細血管が開き、血液の循環が良くなるというのだ。
炭酸泉浴を行うことにより、皮膚に付着する炭酸ガスが増加し、中枢へ酸素不足の信号が送られることで、血管拡張が促進され、血流量(1.5倍)の増加を促します。また、自律神経系への作用や、ヘモグロビンの酸素解離促進作用も報告されています。血液の循環がよくなることにより、動脈硬化や心臓病など循環器系疾患の症状が緩和されるほか、糖尿病、神経痛・リウマチの疼痛緩和、冷え性・高血圧・肩凝りや血行障害の改善など、幅広い効能が報告されています。褥瘡(床ずれ)の治療に役立つことでも注目を集めています。褥瘡は血行不良などが原因ですから、血行促進により改善されるというのは理に適ったこと。炭酸泉の温泉に足を運ぶことができないという人にとって、人工炭酸泉製造装置の登場はまたとない朗報です。
2. 現在、日本でも全国500以上の病院や介護施設で、人工炭酸泉がさまざまな形で利用されている。介護施設では、筋力の低下に伴う血液の循環の悪化を防いだり、関節痛や床ずれの改善につながるとして、入浴や足湯などに利用されている。病院では糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害の予防や、足の動脈硬化による閉塞でしびれが起こったり歩行が困難になってしまう閉塞性動脈硬化症(ASO)患者に、炭酸泉を使ってのフットケアを行う施設が増えてきた。

炭酸泉は、医療や介護の分野だけでなく、健康・美容分野でも注目されている。炭酸泉は、体感温度が2度ほど高くなるといわれ、すこしぬるめと感じるくらいのお湯でも十分温まることができ、疲労回復や冷え性の改善に役立つのだ。また、炭酸泉の飲用は、胃腸を刺激し、腸の動きを活発にしたり、利尿作用によるむくみの改善につながるといわれている。炭酸泉は弱酸性のため、肌への刺激が少なく、引き締め効果があるといわれているため、公衆浴場にも導入されたり、家庭用の装置も販売されている。また、エステサロンでは、炭酸泉を飲みながら、炭酸泉に入浴した後に、炭酸泉を使ったパックを行うといった炭酸泉フルコースも登場。最近では、無糖の炭酸水飲料がコンビニエンスストアやスーパーマーケットでも手軽に入手できるようになるなど、この人気はしばらく続きそうだ。
「動脈硬化症」と言う、病名を聞いたことはありますか?動脈硬化症とは、簡単に説明すると、血管の壁にコレステロールなどが付着し血管が硬くなり血管の内腔が狭くなる病気です。片寄った食生活による肥満、ストレス、運動不足、高脂血症、糖尿病、高血圧症などの「生活習慣病」が原因となります。
 動脈硬化が心臓の血管に起こると「狭心症」「心筋梗塞症」、脳の血管に起こると「脳梗塞症」、手足の血管に起こると「閉塞性動脈硬化症」などを引き起こす原因となります。閉塞性動脈硬化症(ASO)とは動脈硬化の一分類です。
四肢の動脈が、動脈硬化で狭まったり詰まったりすることで、血液の流れが不足してしまいます。足がしびれたり歩くのが困難になったり等の症状が現れます。ASOの症状の進行はフォンテイン分類で表されますが、放っておくとやがて完全に詰まり血流がなくなってしまい足が壊死に陥り、切断という最悪の事態にいたってしまうこともあります。
ドイツをはじめ東欧では古くからある温泉療法で、足の末梢循環の改善に大きな効果があります。上の写真は炭酸泉で毎日10分間足浴するのを、2ヶ月繰り返した経過です。
実際に日本の500超の病院で治療の一貫として取り入れられています
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